2021.10.16最近読んだ本について No.1
こんにちは。香椎駅と千早駅の間にある個別指導塾ウィゼストです。
本日は最近読んだ本について紹介したいと思います。題名は「シャープ
を作った男・早川徳次」です。明治に生まれ、小学校もほんの少ししか
通えなかったのに大企業であるシャープを創業した苦労人です。8歳で
丁稚奉公に入り、艱難辛苦の末シャープペンシルを発明します。その後
もラジオや国産テレビ1号・電卓などを世に出しています。
その生涯で印象に残った話は、お金に困って転がり込んで来た男に
お金を貸してあげたのに持ち逃げされた際、たった一言「そういうことも
あるさ」としか言わなかったことや、子供のころ世話になった人には
亡くなるまで恩を尽くしたことなどがあります。幼少期に養子に出され、
継母に虐められても決して性根を腐らせることなく人格者として尊敬され
た早川徳次の生涯には非常に感銘を受けました。義理の父親は飲んだくれ
でも見捨てず、丁稚奉公先の親分が事業を失敗して大きな借金を抱えても
見限らず最後まで世話をしています。人間、かなり嫌な目にあった時あと
の行動はだいたい二つに分かれます。一つは人格がひん曲がり他人を貶める
行動を起こす者。もう一つは人の痛みがわかり他人には出来るだけ優しく
接する者。早川徳次は後者であり、いくら成功しようとも決して奢らず皆が
人格者として慕っています。寛大であり、晩年は仏と言われました。やはり
人間どんなことがあろうとも至誠を貫くことが最も大事だと学びました。
気になった方は一度体験授業を受けてみませんか?